[マイクロウェーブ展2017] MWE 2017

【プレゼンテーション要旨】

■ CST STUDIO SUITE 2018 リリース情報
2018年初頭にリリース予定のCST STUDIO SUITE 2018のハイライトをご紹介いたします。
■ IoTデバイス用小型アンテナのシミュレーション
利便性の面から、IoT機器はワイヤレスでネットワークにつながることが広く求められています。また同時に機器の小型化というニーズも多くあり、アンテナ設計者を悩ませます。
限られた条件下で最大のパフォーマンスを持つアンテナを設計するために、電磁界シミュレーターを活用する事例をご紹介いたします。
■ 建築物におけるEMP(電磁パルス)対策設計シミュレーション
EMP(電磁パルス)に対する防護設計は現在、喫緊の課題として注目されています。特に重要な社会インフラを担う設備には適切なシールド対策が早急に必要となっています。
本プレゼンテーションでは、建物の壁、窓やダクト、各種配線、出入り口等の各要素に対し、EMP耐性を確認するシミュレーション例をご紹介いたします。
■ 自動車レーダーシミュレーション
自動車レーダーの普及が始まり、シミュレーションの活用による設計の効率化が課題となっています。本プレゼンテーションではCST STUDIO SUITEが自動車レーダー設計においてどのように活用出来るかをご紹介いたします。
■ フィルタ設計技術の概要
現代の通信システムは周波数スペクトラムの使用に対して要求が厳しくなってきています。そのような厳しい仕様に対応するためには、フィルタが必須となります。フィルタの設計や解析は難易度が高く、開発プロセスにおいてシミュレーションが決定的な役割を果たします。
本プレゼンテーションでは、CST STUDIO SUITEが提供するフィルタ設計機能の概要をご紹介いたします。耐電力特性の評価に必要とされるマルチフィジックスシミュレーションだけでなく、合成やチューニングについても実行できる様々な解析ツールについてご説明いたします。
■ 体内埋め込み型医療機器のシミュレーション事例紹介
米スタンフォード大学では、インプランタブル医療機器への非接触電力伝送技術に関する大変興味深い研究が行われています。一般に、マイクロ波帯は体内への無線電力伝送には不向きであると考えられてきましたが、電磁波の位相を制御しビームを絞ることにより、SAR制限値内において体内深さ4cmの位置における2mmの受信コイルへ約1mWの電力を供給できることが実証されました。これらの研究成果は、まだ動物を用いた生体実験やファントムでの実験レベルですが、将来のインプラント医療機器への非接触給電に可能性を見出せる有用な研究・技術と言えます。本研究には、CST STUDIO SUITEが活用されています。本プレゼンテーションでは、その解析事例を簡単にご紹介いたします。

【タイムスケジュール】

 ※ タイムスケジュールは予告なく変更する場合があります。
  会期1日目 11/29(水)     会期2日目 11/30(木) 会期3日目 12/01(金)
11:15 - 11:30 建築物におけるEMP(電磁パルス)対策設計シミュレーション   11:15 - 11:30 IoTデバイス用小型アンテナのシミュレーション 体内埋め込み型医療機器のシミュレーション事例紹介
13:30 - 13:45 フィルタ設計技術の概要   13:30 - 13:45 自動車レーダーシミュレーション フィルタ設計技術の概要
14:05 - 14:20 体内埋め込み型医療機器のシミュレーション事例紹介   14:10 - 14:25 建築物におけるEMP(電磁パルス)対策設計シミュレーション 自動車レーダーシミュレーション
14:40 - 14:55 IoTデバイス用小型アンテナのシミュレーション   14:50 - 15:05 CST STUDIO SUITE 2018 リリース情報 IoTデバイス用小型アンテナのシミュレーション
15:15 - 15:30 自動車レーダーシミュレーション   15:30 - 15:45 体内埋め込み型医療機器のシミュレーション事例紹介 CST STUDIO SUITE 2018 リリース情報
15:50 - 16:05 CST STUDIO SUITE 2018 リリース情報   16:10 - 16:25 フィルタ設計技術の概要 建築物におけるEMP(電磁パルス)対策設計シミュレーション