バランのあるプリントダイポールのシミュレーション事例をご紹介します。アンテナレイアウトは論文"3-D FDTD Design Analysis of a 2.4-GHz Polarization-Diversity Printed Dipole Antenna With Integrated Balun and Polarization-Switching Circuit for WLAN and Wireless Communication Applications" (Huey-Ru Chuang, and Liang-Chen Kuo, IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 51, NO. 2, FEBRUARY 2003)に基づきます。
アンテナデザインを図1に示します。寸法は上記文献に記載されています。CST MW STUDIO(CST MWS)で全構造をフルパラメトリックに定義します。
50 Ohm マイクロストリップラインでアンテナを励起します。2?3 GHz でシミュレーションを行った結果を示します(図2上)。CST MWSの計算は数分で終わりました(1.9 GHz PC)。収束を確実にするためメッシュ適応機能を使用した結果は、論文に記載された結果(図2下)と良好な相関を示しています。
2.45 GHz の遠方界を図3に示します。理想的なダイポールアンテナに近い放射分布であることが分かります。
バランのあるプリントダイポールのシミュレーション事例をご紹介します。アンテナレイアウトは論文"3-D FDTD Design Analysis of a 2.4-GHz Polarization-Diversity Printed Dipole Antenna With Integrated Balun and Polarization-Switching Circuit for WLAN and Wireless Communication Applications" (Huey-Ru Chuang, and Liang-Chen Kuo, IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 51, NO. 2, FEBRUARY 2003)に基づきます。
アンテナデザインを図1に示します。寸法は上記文献に記載されています。CST MW STUDIO(CST MWS)で全構造をフルパラメトリックに定義します。
50 Ohm マイクロストリップラインでアンテナを励起します。2?3 GHz でシミュレーションを行った結果を示します(図2上)。CST MWSの計算は数分で終わりました(1.9 GHz PC)。収束を確実にするためメッシュ適応機能を使用した結果は、論文に記載された結果(図2下)と良好な相関を示しています。
CST MWSのパラメータスイープ機能を使用し、ダイポールの長さ ld によるVSWRの違いを観測します。メッシュ適応機能によって作成された最適なメッシュを使用すれば、パラメータスイープの間に収束チェックを行う必要はありません。スイープの結果を図4に示します。
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