PBO Lab
PBO Lab (Particle Beam Optics Laboratory) は、粒子加速器の設計用に開発されたグラ
フィカルユーザインタフェースに優れたコンピュータプログラムです。PBO Lab は S. P. A. R. C. MP (マルチプラットフォーム対応の粒子加速器関連コード)ソフトウェアテクノロジーに基づいて作成されています。
製品は3つの部分、
- ビームライン設計キット一式を備えたGUI
- 統合された対話形式チュートリアルシステム
- 単独粒子軌道、ビームエンベロープ、ビームラインのレイアウト
を解析する解析ツールから構成されています。 さらにアドオン計算モジュールの追加により、定量分析、定量設計ができます。
PBO Lab の軌道モジュール
PBO Labの軌道モジュールは、 ビルトインの1次オプティクスシミュレーションを使用してビームラインの定性的特徴(単独粒子軌道やビームエンベロープなど)をグラフィック表示します。 また、このモジュールを使って、各光線やエンベロープの精査、水平・垂直または磁気的な中央平面投影をグラフィック表示することもできます。 エンベロープ計算では、線形空間電荷力も考慮されています。
PBO Lab のチュートリアルシステム
PBO Lab には U.S.Particle Accelerator School の課程に基づくチュートリアルが組み込まれています。これにより、ビームオプティクス、加速器・ビームラインの設計、加速器の技術などについて、幅広い知識を得ることができます。PBO Lab アドオン計算モジュール下記アドオン計算モジュールを追加すると、各種計算エンジンを実行することができます。(詳細はお問合せください)
■ TRANSPORT Module ■ TURTLE Module ■ MARYLIE Module
■ TRACE 3-D Module ■ Optimization Module ■ DECAY-TURTLE Module
■ TRACE 3-D Module ■ Optimization Module ■ DECAY-TURTLE Module
特 長
- GUI はドラッグ&ドロップ、カット&ペーストなどの操作を含む、親しみやすいものです。
- 粒子線とエンベロープをビームラインに重ねて表示するので、各要素との対応が容易です。
- 粒子オプティクスに関する丁寧なチュートリアルが付いています
- 技術者・学生を問わず、トレーニングツールとしても最適です。
- 世界の主要な加速器施設で使用される強力で信頼性の高いオプティクス計算エンジンと併用できます。
- 平面的ビームライン、階層的ビームラインの双方を効率的に表示するオブジェクトモデルを作成できます。
- ユーザ入力パラメータで、多様な加速器ビームラインの要素を描写できます。
- 軌道モジュール、エンベロープモジュールのセットにより、パラメータ変化の影響を対話形式で 表示します。
- 優れたシステムタイプルールが入力パラメータの編集を助けます。
動作環境
- OS:Windows, Macintosh, UNIX
- CPU:Pentium以上、もしくはそれに類するもの
- RAM:32MB以上
- ディスプレイ:1024 x 768 , 32,000カラー以上
- ハードディスク空き容量:20MB以上