ワークフロー

設計ツールを駆使する設計解析フローにおいて、ツール間のインターフェイスは大きな意味をもちます。個々のツールの性能がいくら優れていても、データ転送のたびに支障が生じていては解析フロー全体の効率が下がってしまいます。転送が円滑に行われると同時に、桁落ちなどの精度低下が起きないことも重要です。

ACISネイティブの高精度モデラーを内蔵しています。高分解能CADデータをストレス無く読み取り、構造モデルとすることができます。SolidWorksとPTC Creoについてはさらに一歩進んだインポートリンクにより、完全パラメータ化したモデルの読み込みが可能です。

EDAツールとのリンクでは、多数の部品データを誤りなく読み込むロバスト性が求められる反面、微小なギャップやエッジはシミュレーションの難度を高める原因となります。これらの微小部分が不要である場合は自動的にこれを除去するクリーニング機能と修復機能の働きにより、メッシュ生成とシミュレーションが滞りなく進むモデルを作成することができます。

アンテナ設計には外部ツールのAntenna MagusOptenni Labを利用する効率の良いワークフローが用意されています。Antenna Magusのアンテナライブラリからデザインを選定し初期性能評価を行います。 CST STUDIO SUITEでそれを読み込み3D電磁界解析を行った後、Optenni Labで整合回路の設計と最適化を行います。要所を押さえたツールを有効に利用して電気システムのアンテナ設計が短時間で実行できます。

人体モデルデータのインポートと姿勢制御

対応するデータ形式

CAD
ACIS SAT/SAB
STEP
STL
OBJ
NASTRAN
IGES
Creo と Pro/ENGINEER
Autodesk Inventor
CATIA v4 と v5
SolidWorks と Solid Edge
Parasolid
Siemens NX
voxel(生体組織)
EDA(Layout)
ODB++
IPC-2581
GDSII
DXF
Single/Multi-layer Gerber
図研 CR-5000/CR-8000
Mentor Graphics Xpedition
Mentor Graphics PADS
Cadence Allegro PCB Designer
Cadence Allegro Package Designer
Cadence SiP Digital Layout
EDA(Simulation)
Mentor Graphics HyperLynx
Keysight ADS
AWR Microwave Office
Synopsys Saber
Sonnet
EDA(Circuit)
Touchstone
Berkeley SPICE3f5
OrCAD PSPICE
Synopsys HSPICE

ワークフローの支援機能

タスクの自動化とカスタマイズ

タスクの自動化や一括処理は労力を軽減するばかりでなくミスを予防する手立てにもなります。CST STUDIO SUITEでは、シンプルなジョブ管理システムであるジョブコントロールセンターやコマンドラインを使用してバッチ処理が行えます。また、BASICインタープリタが内蔵され、VBA互換言語を介した制御が行えます。オブジェクト指向言語で記述したマクロやテンプレートにより、モデル作成と解析設定、計算結果へのアクセスが可能です。さらにOLEに対応したソフトウェアからの制御にも対応し、一歩踏み込んだ自由度の高いカスタマイズを可能としています。


CSTジョブコントロールセンター:
複数の解析を連続実行

テンプレートによるポスト処理と最適化

変数の値を連続的に変化させてシミュレーションを実行するパラメータスイープと最適化はCST STUDIO SUITEの標準機能です。どちらも多次元変数を扱うことができます。最適化ではさらに複数ゴールの設定が可能です。各種アルゴリズムから最適な手法を選択して、モデル形状、材質特性、励起波形のいずれも最適化することができます。

(a)
(b)
マイクロストリップパッチアレイ:
WLAN周波数でのアンテナ特性を改善最適化前(a)と後(b)
マイクロストリップパッチアレイ:
WLAN周波数でのアンテナ特性を改善最適化前(a)と後(b)